拓画の道具

展圧〜摺りまでの道具

拓画の道具1

花材・・・構図も考慮して採取することがおすすめです。
*植物以外も拓画にできますが、普段は植物を中心に制作しています。

用紙・・・洋紙や布なども用紙になりますが、滲みにくい和紙が一番拓画に向いています。
*紙が厚ければダイナミックに、薄ければ繊細に摺れます。花材や希望とする作風に合わせて選んでみてください。

ベニヤ板・・・展圧の時に使います。上下を挟むの、最低2枚は必要です。

ウレタン・・・柔らかいものを用意してください。基本は1cm厚で、摺りとる紙より大きいものを用意します。
展圧にも摺りにも使いますが、どちらの場合も上下に使用するので2枚以上必要です。
*紙が大きい場合や花材の厚みなどによってはウレタンの厚さや重ね方を変えて工夫しています。

新聞紙・・・構図を考えるために、赤色の油性ペンで用紙の大きさを書いたガイドを使います。噴霧前の構図を考える際も摺る際も使用するので2枚以上必要です。
*噴霧の時に花材を乗せる新聞紙は、墨の噴霧具合を確認するため汚れていないものを毎回使います。
*摺る際に和紙とウレタンの間に挟む、展圧の際に植物を乗せるなど用途が多いので新聞は沢山用意してください。

拓画用墨汁・・・拓画に適した濃度、成分の墨汁です。レシピは公開していないため、こちらからお求めください。

噴霧器・・・写真のような噴霧器を用意してください。それ以外のものでは同様にできません。
*簡易的な噴霧器は少量ですがストックしており販売可能なので噴霧器についてはこちらにご相談下さい。
*噴霧器を探しています。ご存知でしたら教えてください。

ローラー・・・直径5cm程度で長さは用紙以上の丈夫な管を用意してください。
*配管に使うような塩ビの管が丈夫で用意しやすく便利です。

ピンセット・・・墨がついた植物を持つために使います。墨のついた手で作品となる紙を触らぬよう、ピンセットを活用してください。




拓画の彩色道具

拓画彩色のための道具

絵具・・・拓画は摺りとった墨絵をいかして彩色するため、白のみ顔料の胡粉を、それ以外は透明水彩絵の具を使用します。
*白は下の墨絵を隠す必要があるので透明水彩絵の具でなく胡粉を使います。

・・・彩色には日本画用の筆が向いています。彩色筆や面相筆を使いますが、作品の大きさに合わせて大きめの筆で手数を減らして塗る方が生き生きとした作品になるのでおすすめです。

絵皿・・・ムラにならないよう絵の具をよく溶く必要があるので1枚で1色ずつの絵皿が向いています。1色を濃中淡3種の濃度に分けるので、最低3枚以上の絵皿が必要です。
*絵皿として販売しているものでなくても、白い皿ならなんでも使えます。但し、縁が薄くなっているものが絵の具の切れが良く使いやすいです。

筆洗・・・筆を洗うためと水を取るための2槽以上が必要です。
*2槽式の筆洗でなくても、2つ以上の器を並べて使用しても問題ありません。